FRONT

・other contents will be soon・

伝統的な技術や文化を継承しながらも決してそれに留まらず、新しい価値観に挑み、前進し続ける人々。
過去に前例がない独創的な創造や活動に挑み、前進し続ける人々。

そんな人々の存在がFRONTの名の由来になります。

FRONTは、ジャンルを問わずアーティストやデザイナー、職人の方などを招き、
彼らの活動や作品の紹介、さまざまな情報を共有できる場を定期的に開催していきます。

 

この度、FRONT 第二段として、古来から伝わる染色技法にこだわる藍染め師 Litmusのエキシビジョンを開催いたします。

日本には5世紀頃に伝わったとされ、法隆寺や正倉院の貯蔵品にも多数残されている藍の染色作品。
庶民の色とされた江戸時代においては、染め重ねることで生地が丈夫になる特性も相まって、
畑仕事の野良着をはじめ、手拭い、肌着など人々の生活において深く溶け込んでいました。

しかし、合成染料の流入によって一気にその存在感を薄め、

近年においては藍の葉の生産者が国内に僅か5人と、藍染めをめぐる状況は極めて厳しいのが現状です。

その古き良き藍染めを、かつて満ち溢れていた“日本の青”をより多くの人に
知ってもらうきっかけを創るべく活動するリトマス。
彼らのこだわりは、藍の葉を染料に変化させる工程から、染め付ける
全ての工程において化学薬品を一切使用しない染色技法
“灰汁醗酵建て(あくはっこうだて)”です。

 

左) リトマスが育てる藍の苗床
右) 藍の葉。これが染料となる

様々に細分化できる藍染めにおいて日本の伝統的な技法の
一つとされる灰汁醗酵建ては、素材が天然ゆえ一日も
休ませる事が出来ず、天候や気温、使用された回数や
染め付けたものによって極めて敏感に変化します。

 

まさに“生きた藍”と言える藍液と向き合いながら、
一点一点全ての作業を人の手によって行うリトマスの
藍染めは二つとして同じもの存在せず、また身につけ
生活を共にする事によって十人十色の『馴染み』が発生し、
さらにその表情を豊かにしてゆくのです。


染料。左と右では建てられた日時が異なる。
リトマスではこのような藍の窯がいくつもあり、全て異なる染めを発揮する。
今回のエキシビジョンではメゾンのヴィンテージ・スカーフや貴重なヴィンテージ・ロックTシャツ、アンティークのドレスシャツや
カシミア、シルクなどの高級素材を用いたニット、ヴィンテージのスニーカーやストールなど、素材そのものが1点ものの品々を、
リトマスの繊細な手仕事と概念にとらわれないフィルターを通して、現代の藍染めとして表現します。

彼らの掲げる All Natural Indigo。このシンプルなメッセージには沢山の想いや願いが込められています。
それを言葉や作品・空間などの目に視える形で、そして、触れて寄り添って頂く事で分かる目に視えない形で皆様に感じて頂きたく
FRONT #2は開かれます。是非お楽しみ下さいませ。
date
2014年4月12日(土) - 4月20日(日)
place

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-5-11
03-6427-6325 open 11:30-20:00
http://laila-tokio.com
http://seven-by-seven.com
リトマス  /  日本に古くから伝わる天然の素材のみを使用した染色技法“灰汁発酵建て(あくはっこうだて)”を受け継ぐ職人集団。
そのこだわりに満ちた技法を自らのフィルターに通し、素材や概念にとらわれない作品づくりで“日本の藍色”を表現している。

http://www.litmus.jp